和田政宗前参議院議員を反訴しました－スラップ訴訟に対抗、記者を「外国スパイ呼ばわり」で名誉毀損

私、石井孝明は9月19日に、今年7月まで自民党参議院議員だった和田政宗氏を、民事訴訟で訴えました。和田氏は2023年秋、私を埼玉クルド人問題の報道をめぐって、「トルコの教示」に基づいて行っていると、あたかも私がトルコ共和国のスパイであるかのように発言しました。また私が「虚偽」を流布してこの問題を混乱させたと発言しました。いずれも事実無根です。そのために司法による救済を求めて、訴訟に踏み切りました。

和田氏による嫌がらせ訴訟に対抗

裁判めぐる詳細は公表しません。和田氏は、私に対して名誉毀損をされたとして1260万円の高額請求の民事訴訟を今年25年4月に起こしました。また和田氏は24年春に、私を脅迫と名誉毀損を行ったとして刑事告訴しました。この刑事告訴は東京地検により25年4月に不起訴、つまり和田氏の主張が認められずに起訴の必要性がなく、犯罪ではないとの判断が出ました。

一連の司法制度を使った和田氏の行動は、彼が25年7月の参議院選挙で落選したものの、提訴当時に政治家だった人物による権力を使ったスラップ（嫌がらせ）訴訟と私は認識しています。

今回の私の訴えは、この和田氏によって行われている民事訴訟への反訴の形で行います。反訴とは、裁判で被告になった人が、同じ裁判の中で関連した問題で、原告を訴え返す訴訟提起のことです。こちらの請求金額は110万円とし、和田氏の請求額の異様さ、憎しみのおかしさを裁判で指摘し、社会に訴えることにしました。

和田氏による私へのスラップ訴訟の経緯についてはすでに記事にして公開しています。「和田政宗自民党参議院議員による記者石井への刑事告訴、検察は不起訴－埼玉クルド人問題で司法使う嫌がらせ、和田氏は「敗北」」

謎の和田氏の行動、埼玉クルド人問題をめぐり

和田氏は私だけではなく、クルド人問題の解決を求める埼玉県民や、日本国民の要請をX上でブロックし、批判者に対して何度も訴訟恫喝をしました。23年秋に私は最初に和田氏からネット上で攻撃を受けました。私は自ら説明に行くことを申し入れ、また有名保守言論人にお願いして私人による調停を申し込みました。しかし和田氏は、その申し入れを公開する無礼な行為をしました。そして和田氏は「埼玉で外国人による問題などない」「私が外国人問題を解決した」という趣旨の発言を繰り返しました。

私は和田氏にその意向があれば埼玉クルド人問題で解決の協力をしたのに、和田氏による攻撃は不思議です。トルコ政府が遠く離れた日本で、わざわざ記者を和田氏やクルド人を攻撃するスパイに仕立てる和田氏の主張は常識から考えて、あり得ないでしょう。和田氏の言説と行動は理解できません。一連の和田氏の行動は、不法行為を頻発させている在日クルド人を支援し、問題の解決を目指す日本の良識ある人々の行動を妨害しているようにしか見えません。自民党や他党の国政、自治体政治家から「なぜ和田氏はクルド人を支援するかのような行動をするのか」「なぜ石井さんをここまで憎むのか」と頻繁に聞かれますが、私には答えがありません。

政治家は、その政治活動では批判の存在を活動の前提とします。民主主義では、その批判者を説得することを仕事にします。真に刑事・民事事件にするべき事案でない限り、簡単に一般人を刑事告訴、言論を止めるスラップ訴訟をする政党や議員は、権力を握ったら、気に入らない表現を弾圧するでしょう。一般市民への訴訟恫喝を行い、記者を不当に訴える、和田氏の考えと行動は非常に危険であると思います。

埼玉県民と共に記者石井は活動

埼玉クルド人問題は、埼玉県南部に集住するトルコ国籍のクルド人が、日本人との間でさまざまなトラブルを起こしている問題です。メディアや行政が沈黙する中で、私はこの問題を埼玉県民の協力の下に2023年春から最初に取り上げ、問題を社会に広げました。当初はボランティアで行いました。また私による一連の報道は、クルド人問題だけではなく、日本における不法外国人問題が政治問題化するきっかけの一つになったと、多くの方に評価をいただいています。

和田氏との争いは社会的に無意味なことで、この埼玉クルド人問題の解決に結びつきません。また私は記者であり、言論の自由を尊重するため、他人の言説を裁判など司法を使って責任追及をすることは好ましいことではないと考えています。しかし和田氏の一連の行動は、埼玉クルド人問題を混乱させ、また私の名誉を毀損しています。それを止めるために反訴をします。

なお和田氏は10月に行われる宮城県知事選への立候補を表明しています。私が現時点で反訴をするのは、裁判の手続き上の問題でこの時期になったもので、選挙結果に影響を与えようという意図はありません。

クルド人、取り巻き日本人から嫌がらせ続く－支援のお願い

また、私は埼玉クルド人問題をめぐり、クルド人やクルド人支援の日本人に日本の司法制度を使った嫌がらせを受けています。これまで刑事告訴を4回されましたが、4件は全て不起訴になっています。違法行為をしていないため、当然の結果です。

また現在、和田氏も含めて4件も民事訴訟を受けています。またクルド人による殺人脅迫や取り巻き日本人による暴力的嫌がらせを受けています。警察の警戒対象となり、また自分でも警備の対応をしています。

これまで、私はこのような嫌がらせを受けても耐えてきました。これからは私に対する不法行為を行う人物に対しては、民事・刑事での司法制度を使った責任追及をしていきます。

さらに私の訴訟費用の支援を皆様にお願いして寄付をいただき、ある程度、金銭的損害を減らすことができました。改めて感謝申し上げます。読者の皆様の浄財を求めることは大変心苦しいのですが、この和田氏への反訴を含め、埼玉クルド人問題をめぐる民事、刑事の弁護士費用、また私の安全対策費用について、ご支援をいただけると幸いです。

現在、4件もの民事訴訟中なので訴訟費用などの負担が大変です。以下の口座への寄付は和田氏とクルド人による嫌がらせ訴訟、また私の警備費用のために使います。使途の公開はそれらが解決したときに行います。寄付が余った場合は社団法人を作り、外国人問題への対応、政策提言の公的な活動をするための資金にします。もちろん声援だけでも構いません。埼玉クルド人問題・外国人問題の解決のため、この反訴、また言論活動の支援をよろしくお願いします。

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石井孝明
経済記者 with ENERGY、Journal of Protect Japan 運営
ツイッター：@ishiitakaaki
メール：ishii.takaaki1@gmail.com

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