参院選、史上初めて外国人問題が選挙の争点にー奇妙な議員が相次ぎ落選、政策転換を期待
7月20日に行われた参院選は自民、公明両党の連立与党が大敗し、非改選を合わせ参議院の過半数を失った。衆議院でも連立与党は昨年10月の選挙で過半数を失っている。これをきっかけに政治が流動する可能性がある。そして違法・迷惑行為をする外国人への対応問題が日本の選挙の歴史上初めて争点になり、違法外国人を支援する議員が次々と落選した。これは今後、日本の政治がこの問題から逃げられなくなったことを示す。現時点では問題は解決していないが、改善に期待がもてる選挙結果になった。

目次
外国人対応が敗因の一つと石破首相認める
石破首相は21日の記者会見で、参院選の敗因について政治改革、物価高などに加え、「外国人への対応など多岐にわたる」と述べ、その失敗があることを認めた。世論の盛り上がりを受けて、自民党は選挙公約で「違法外国人ゼロ」を設定した。
しかし目の前で起こる外国人による迷惑行為・違法行為への不安と恐怖を前に、「今まで何をやっていたのか」との自民党への批判が強まった。自民党は左傾化と言える政策を進めていたが、この外国人問題も理由の一つとなり、同党を長年支えてきた岩盤保守層が離れ、他の政党へ流れた。
選挙では参政党、日本保守党が外国人労働者の規制、つまり移民の規制、そして取り締まり強化を訴えた。日本保守党の方が反対の立場ははっきりしていたように思える。ただし勢いがあり、「日本人ファースト」のスローガンを掲げた参政党が、「外国人差別」と左派の活動家やメディアから大変な批判を集めた。ところが、そうした批判は投票にほとんど影響がなかったようだ。
参政党、日本保守党は、外国人労働者の受け入れ制限や、外国人による土地・不動産購入への制限を訴えた。埼玉クルド人問題をはじめ、外国人による生活トラブルが広がる埼玉県では、公明党の現職が落選し、参政党候補が当選した。クルド人問題が深刻になっている川口市では、全県で4位だった参政党候補がトップとなっている。
おかしな議員が相次ぎ落選
さらに外国人問題で、違法外国人を擁護したおかしな議員が相次ぎ落選した。クルド人問題を報道する私を刑事と民事で嫌がらせ訴訟をし、クルド人を支援する「後ろ鉄砲」のような行為をした自民党の和田政宗氏は、その行為が批判されたことが一因となって落選した。前回19年の28.8万票から、今回は6.4万票まで大きく票を減らした。そのほか、不法滞在のクルド人を支援し、出入国在留管理庁に異様な攻撃をしていた、立憲民主党の石川大我氏、社会民主党の大椿ゆうこ氏が落選した。
落選した候補者と支持者には申し訳ないが、この結果は政治家を牽制することになるだろう。違法行為をする外国人を擁護する姿勢をみせた、もしくは批判された政治家は、国民に嫌われるということが示された。当然だ。自分では擁護などしていないと嘘と思われる弁解をした政治家がいたものの、国民はよく見ていた。
メディアが外国人の違法行為を報道しなくても、またこれらの議員が選挙前に自分たちの過去の問題行為を伝えなくても、SNSが問題行為を告発した。今後、政治家は、外国人をめぐる、おかしな擁護をしづらくなった。
埼玉クルド人問題が、世論変化のきっかけ
この動きを作ったのは民意だ。私は2023年5月から埼玉クルド人問題を最初に取り上げた。彼らは違法行為、迷惑行為を繰り返して住民とトラブルが多発し、偽装難民の疑いのある人が大半だ。そうした行為をする外国人をメディアはなぜかそれまで本格的に取り上げなかった。私の報道も、既存メディアや政治に当初は無視された。逆にメディアや、クルド人、取り巻き日本人から「ヘイト」「差別」との攻撃が繰り返された。クルド人、自民党国会議員から嫌がらせ訴訟を受けた。私は逃げずに報道を続けた。
しかし埼玉県民、日本国民の関心が広がり、事実を前に誰も問題を隠蔽できなくなった。私への支援の声、「埼玉を守れ」という声が広がった。自民党、政府が埼玉クルド人問題の存在を認め、政策転換を公表した。そこから違法外国人問題への取り締まりに話が広がった。私はクルド人という民族に憎しみを向けたわけではなく、外国人対策の転換を求める報道をした。その目的の方向に動いた。ようやく事態がここまで動いたことは感慨深いし、うれしい。
多くの日本国民、現職の与野党の国会議員、地方議員の方から、この世論の変化について「石井さんの努力が実った」と言っていただく。それはありがたいが、事実と違う。私の状況への寄与はほんの一部で、きっかけの一つにすぎない。刺身の盛り合わせに例えれば、「刺身の添え物のツマの大根の一房」程度の役割にすぎないと思う。国民の一人一人が声を上げ、関係者が持ち場ごとに努力をしたため、国民的関心を集めるようになった。そしてクルド人、違法外国人の取り締まりを求める声が広がった。
健全な日本の人々、その優しさを再確認
埼玉クルド人問題を取材して印象に残ったのは、日本人の健全さだ。クルド人に対する差別、嫌がらせ行為はほとんどなく、日本人は悪いことをされてもおとなしかった。それはクルド人への恐怖もあるだろうが、日本人、埼玉県民が優しかったことが理由と、私は思っている。その優しさを違法行為をするクルド人たちが踏みにじっているから、私はこの問題で怒りを抱いている。
そして埼玉県の人々、この問題を取り上げる人々の中に、外国人排斥を言う人はほとんどいない。誰もが一定の外国人を日本に受け入れすることを前提にした上で、より良い共生の形を考え、適正な対策を求めているにすぎない。こうした当たり前のことを国民が求めているにすぎないからこそ、全国に問題の関心が広がった。外国人差別が許されないことは日本社会の共通の認識だ。
それでも埼玉県の一部政治家、左派政党たちやメディアのように、問題を直視しない奇妙な人たちがいる。なぜか、差別、ヘイトと話をずらすおかしな人々がいる。しかし、そのような不作為、論点ずらしは、この民意を前に、もう実行できなくなる。無理に続けたら正当性を失うだけだ。
こうして世論がまとまり、実際に行政が動きはじめた。この問題が、排外主義、外国人への人権侵害を生み出すことを警戒しよう。その上で、この流れを支え、私たちは問題解決を求める声をあげ続けよう。まだ問題は解決せず、多くの日本人が苦しんでいることには心が痛む。私もクルド人や取り巻き日本人による脅迫、嫌がらせという外国人犯罪の被害者だ。しかし埼玉クルド人問題、違法外国人問題が改善する兆しが少し見えてきた。
石井孝明
経済記者 with ENERGY、Journal of Protect Japan 運営
ツイッター:@ishiitakaaki
メール:ishii.takaaki1@gmail.com
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4 件のコメント
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フェラーリ難民と呼ばれたマヒルジャンがついに強制送還され選挙ではクルドと癒着していた政治家が次々落選。まさにクルド問題始まって以来の快挙です。これもクルドの脅迫や暴力に晒され時に負傷者まで出しながらも怯まず立ち向かってきて下さった皆様方のお陰です。本当に頭の下がる思いです。ようやく動き出したこの流れを決して止める事無く覚醒剤所持で現行犯逮捕されたデニズ始め違法外国人の大量強制送還に繋がっていく事を私は大いに期待し、そして心から願っています。
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クルド人レイプ犯ハスギュル=アッバス法廷で暴れ刑務官に暴行。
https://www.sankei.com/article/20250730-HFDOHWW7W5CXPFBRT2HICHTF2M/ -
どうやら始まったようで。https://up.gc-img.net/post_img/2025/07/mObU7jpCqPNi7Fc_Etcn2_641.jpeg
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先日のTICADでは中国へのせせこましい対抗措置から「日本によるアフリカの人材育成」などが発表され これはダメだろと懸念していたら早々に現実化してしまった
ナイジェリア政府のHPでは「日本が同国の若者の日本移住と就労を促進」などと発表し現地メディアも報道 「ホームタウン」などというバカ過ぎる名称が相手国の誤解&期待感を募らせ「野球とソフトボールを通じて人材育成」(木更津市)と釈明したところでもう遅く 先進国へ移住できる!! って人間ばかりが応募して来て 誤解ですそういう話じゃありませんといくら訂正しようが入国したら日本での失踪が相次ぐなどの未来がはっきり見え 一度白紙化するべきだろう
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